二拠点生活者が教える、失敗しない田舎の家探し【上越編】
- 稲場 晃美
- 4 日前
- 読了時間: 4分
更新日:4 日前

「田舎暮らし」と聞いて、ポツンと建つ一軒家や大自然に囲まれたスローライフを想像していませんか?
しかし、50代からの移住や二拠点生活において、都会と同じような「憧れ」だけで家を選ぶと、のちのちの生活で思わぬ苦労を抱えることになります。
今回は、自ら東京と新潟県上越市で二拠点生活を実践している不動産のプロの視点から、「失敗しない田舎の家探し」のリアルなポイントをお伝えします。
1. 初めての移住は「中心市街地」がおススメ
見知らぬ土地への移住を考えるなら、最初から山奥の農村住宅を選ぶのではなく、上越市であれば直江津・春日山・高田といった「中心市街地」をおすすめします。
田舎の生活の質を左右するのは、駅からの近さよりも主要スーパーへのアクセスの良さです。中心市街地であればコンビニやスーパーが充実しており、離島ではないのでAmazonも翌日には届きます。
また、基本は車社会ですが、老後に免許を手放す日のことを見据えて「駅から歩ける場所(30分以内など、ご自身が歩ける範囲)」を選んでおくことが、将来の大きな安心に繋がります。
※ちなみに、これまで培ってきた資格や経験は、地方でこそ大きな武器になります。
2. 雪国のリアル。命運を分ける「国道8号線」
雪国での家探しにおいて、絶対に知っておくべきなのが「雪かきの負担」です。
雪の心配を少しでも減らしたいなら、「高速道路より海側、なるべく国道8号線より海側」で物件を探すのが無難です。(※海側は塩害やサビのリスクがあるため、その点とのトレードオフになります)
逆に言えば、1月15日〜2月15日の「一番雪が降る1ヶ月」を乗り切る覚悟と対策さえできれば、雪国には素晴らしい春が待っています。ご自身のライフスタイルに合わせて、雪との距離感を決めていきましょう。
3. 二拠点生活の生命線「新幹線駅へのアクセス」
二拠点生活を続ける上で、新幹線駅(上越妙高駅)へのアクセスと交通費は重要なランニングコストになります。例えば春日山周辺を拠点にした場合、以下のような選択肢があります。
タクシーを利用する:春日山エリアから片道約4,000円程度。
駅前の駐車場を利用する:上越妙高駅周辺は1日500円〜1,000円以下の駐車場が多く、数日間車を駐めっぱなしにする運用も便利です。
ローカル線を利用する:春日山駅周辺に駐輪・駐車し、えちごトキめき鉄道(妙高はねうまライン)で上越妙高駅へ向かうルート。
ご自身の行き来する頻度に合わせて、無理のない移動動線が確保できるエリアを選びましょう。
4. 格安物件の「隠れコスト」——浄化槽と下水道
格安の物件を見つけたとき、必ず確認してほしいのが「都市ガスや下水道が整備されているか」です。
実は、上越市は下水道の整備が比較的進んでおり、農村地域の方が水回りが整っているケースもあります。
参考:上越市 下水道の普及状況
もし物件が「浄化槽」だった場合、定期的な清掃や法定点検のメンテナンス費用が毎年かかります。物件価格の安さだけに目を奪われて日々のランニングコストを無視すると、結果的に高くついてしまうため注意が必要です。
【これからの暮らしを考えるあなたへ】
物件選びのリアルなポイントをお伝えしましたが、実際に二拠点生活を始めたあとの「生活費」、気になりませんか?
東京と田舎では、お金の使い方が全く変わります。私が実践する上越での二拠点生活ランチ事情(なんと約300円!)について、昨日の日記に書きました。ぜひ覗いてみてください。
→ [【デュアルライフ日記 #002】上杉×真田の、300円ランチ]
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